人間の脳は見たことや聞いたこと、体験したすべてのことを記憶しているそうです。

だから、「忘れた」という状態は「頭の中のどこかに記憶はしているけども思い出せない」が正しい表現になります。

そして、「暗記」も実は「覚える」のではなく「頭の中にある記憶を引っ張り出せる状態にする」作業になります。

この「引っ張り出し(暗記)」を簡単にするためのキーワードが、①回路と②連鎖です。

回路:特別な意識はしない思い出し方。例えば、catと聞けば猫、聖徳太子と聞けば冠位十二階・十七条憲法、世界一周といえばマゼラン、のように記憶の回路が強くつながっていて、瞬発的にパッと思い出せます。

連鎖:すでに覚えている単語(記憶)に新たに覚えるべき単語を関連付けさせ、芋づる式に思い出す方法。語呂合わせも歌で覚えるのも「連鎖」ですが、他にも「ストーリーを作る」や「カタカナの中に漢字を使う」等、「連鎖」のテクニックはたくさんあります。


中学生が覚えるべき暗記量は少ないですが、大学入試となればそれなりの量を覚えなければならない。覚える量がたくさんならば、もちろん効率よく覚えなければ時間的に間に合わない。

そこで①回路と②連鎖を使って暗記の負担を減らす応用例を世界史でよく出る問題から一つ↓

ムガル帝国でヒンドゥー教徒への人頭税(ジズヤ)を廃止したのがアクバルで、復活させたのがアウラングゼーブ。

①ムガル帝国、人頭税(ジズヤ)と聞いたらアクバルとアウラングゼーブを瞬発的に思い出します。(反復練習で覚える)

②どちらが廃止でどちらが復活させたのか?連鎖で負担を減らし、思いだしやすくします。

アクバル→「アク」バル→煮込むとアクが出てくる→アクを取り除く→取り除く=廃止した

アウラングゼーブ→アウ「乱」グゼーブ→乱れて復活させた


この他にも連鎖の方法はたくさんあるので、記憶のシステムを意識して、自分が思い出しやすい連鎖をどんどん自分で作っていってください。


※回路も連鎖も私が感覚的に勝手に使った言葉で、専門用語とは使い方が違うかもしれませんのであしからず。